2024/07/23 23:42
7月26日(金)の演目「豊志賀の死」の舞台である「根津七軒町」へ行ってきました(あらすじ紹介も)
「豊志賀の死(とよしがのし)」について
明治期の落語中興の祖、三遊亭圓朝師匠が創作した長編の怪談噺「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」の第3話で、歌舞伎でも上演されている演目です。
三味線(富本)の女師匠・豊志賀は男嫌いが売りで、多くの弟子たちから慕われ繁盛していました。
ある時、15歳以上年下の新吉という弟子と深い仲になり、その後一緒に暮らしていましたが、若い女弟子・お久に嫉妬するようになります。
やがて豊志賀は心身共に病み、新吉に呪いの遺書を残して死に、悲劇が起きるという怖い噺です。
幽霊になった豊志賀と新吉の会話を志ん輔師匠がどのように演じるかが、見どころです。
☆演目の舞台である「根津・七軒町」へ行ってきました(写真でご紹介)。
(1)最寄駅は千代田線「根津駅」
東京メトロ千代田線で、湯島駅と千駄木駅の間にあります。
(2)「根津駅」の場所
ご存じの方も多いと思いますが、根津駅は東京都台東区にあります。
(3)池之端2丁目交差点
かつて七軒町とよばれていた場所は交差点の先です。
(3)旧都電停留場(七軒町)
交差点を少し進むと、昭和の時代に都電停留場のあったエリアがあります。
その場所がかつての「池之端七軒町」で、三味線(富本)の師匠・豊志賀の住んでいた地です。
都電停留場は現在、児童遊園として整備されています。
都電停留場を少し進むと住宅街となっています。
大通りに進むと小学校も。
次回の演目「豊志賀の死」の舞台となった、かつての七軒町の雰囲気が伝わりましたでしょうか。
「豊志賀の死」は、一言でご紹介すると富本の師匠・豊志賀の身に降りかかる不幸を描く演目で、この暑い夏にぴったりな怪談話です。
7月26日(金)は、「志ん輔と仲間たち」は、祝40回記念として開催いたします。ゲストは二ツ目の金原亭小駒さんで、「不動坊」という、こちらも怪談噺です。
見逃し配信期間もありますので、この機会にお家でゆっくりとご覧になり、涼んでみませんか?
☆お申込み者様には古今亭志ん輔オリジナル千社札シールなどのプレゼントもございます。