2024/11/30 16:19
【終了しました】見逃し配信は12月8日(日)まで!第44回「志ん輔と仲間たち」
☆配信の模様をnoteにてGIF動画でもご紹介しています(演目にまつわる江戸豆知識?も)。下記ページよりご覧いただけます。
https://note.com/shinsukenakama/n/nc340bc94b613
11月29日(金)に開催した第44回「志ん輔と仲間たち」。
落語は「強飯の女郎買い」「王子の狐」「文七元結」の三席。ゲストは期待の二ツ目・古今亭菊正さんです。
見逃し配信で12月8日(日)までお楽しみいただけますので、当日都合がつかなかった方も見逃し配信でぜひご覧ください!
〈番組〉
オープニングトーク 志ん輔、菊正
強飯の女郎買い 志ん輔
王子の狐 菊正
文七元結 志ん輔
アフタートーク
オープニングは志ん輔師匠と菊正さんのトークから。
菊正さんは、日本の最高学府・東京大学出身。学生時代は哲学を学んでいたと語る菊正さん、噺家の道へと進んだわけとは…?菊正さんの素直な言動から、志ん輔師匠が小言を言う場面も。
志ん輔師匠の一席目。
恒例のリクエスト枕企画では「二番煎じ」での志ん輔師匠なりの演じ方、先日ご逝去された桂雀々さんのこと、相撲にまつわる落語の話を。
一席目は「強飯の女郎買い」。
今回の志ん輔師匠の演目は二席とも江戸時代の男性の三道楽「飲む・打つ・買う」をテーマにした落語です。
大酒飲みで遊び人・大工の熊五郎。隠居の弔いですっかり良い心持ちになり、吉原へ繰り出す熊五郎は、道中で出会った紙屑屋を無理やり誘うも「葬式で出された強飯の煮汁が褌に染み込んだと大騒ぎ」…。
家庭を顧みず道楽の限りを尽くす主人公、どこか憎めないのはなぜだろう…!
続いて、古今亭菊正さんの一席。
志ん輔師匠の一席目のお部屋の片隅で待機していた菊正さん。(足が痺れた…)と小声で言いながら出囃子きっかけで出て行かれました。
披露されたのは「王子の狐」。人を化かすといわれる狐が、かえって人に化かされる顛末を描いた噺。王子稲荷神社が舞台の楽しい古典落語です。
登場人物の描写をダイナミックな動きと抑揚のある声で表現されており、画面からでも迫力が伝わったのではないでしょうか?
志ん輔師匠の二席目は、人情噺の名作「文七元結」。
今回は40分超の熱演でした。文七元結を一言でいうと「改心の話」と話す志ん輔師匠。
腕は良いが酒と博打に溺れる左官職人の長兵衛と、その女房、娘を中心に周囲の人々を巻き込んで展開される笑いと涙にあふれた傑作です。
家族愛や主人公を取り囲む登場人物の厚い人情に涙、時折飛び出す主人公の江戸っ子気質に笑い、感情が忙しい!
落語三席をじっくり楽しんだ後はアフタートークで乾杯~
今回は二席目終わりからバタバタとトークの準備風景の裏側まで全部見せちゃいます!お見苦しい部分がありましたら失礼しました…。
菊正さんが東大を出てまで落語家になった理由や、これからどんな噺家になっていきたいのかを語っていただきました。
菊正さんのビジョンに志ん輔師匠が物申す!?タジタジの菊正さん。古今亭一門のお家芸である演目について、愛のあるご指導が垣間見えました。
【見逃し配信は12月8日(日)まで】
☆配信の模様をnoteにてGIF動画でもご紹介しています(演目にまつわる江戸豆知識?も)。下記ページよりご覧いただけます。
https://note.com/shinsukenakama/n/nc340bc94b613
来月は「志ん輔ひとりぼっち」クリスマススペシャルです!お楽しみに!